やり方
スポーツスタッキングの基本と用具
スピードスタックスカップ
直径76.5mm、高さ95mm のプラスチックでできた、協会公認のカップです。積み重ねた際に空気が抜ける穴を空けられていたり、つかみやすい加工を施されていたりなど、競技に適した形状になっています。WSSA 傘下大会では、必ず公認のスピードスタックスカップを使用しなければなりません。 なお、「スピードスタックス」は、スピードスタックス社名及びカップの名称であり、「スポーツスタッキング」は、競技自体の名称です。
タイマー/スタックマット/ トーナメントディスプレイ
通常の机や床の上でもスポースタッキングを楽しむことができますが、競技は専用のマットの上で行うことが望ましく、WSSA 傘下大会では必ず協会公認のタイマー・スタックマット・トーナメントディスプレイを使います。
スポーツスタッキングの魅力と用具の使い方を動画でチェック!
【タイマーの使い方】
①電源ボタンを押して、タイマーがゼロになっていることを確認します。
②両手をパットの上に置いて、ランプが緑になったらスタート。
③技が終わったら両手をパットの上に戻します。
やり方
道具が揃ったらさっそくやってみましょう。初めは基本的な動きを、ゆっくり何度も練習することが上達のコツです。
イラストは右利きの人の場合です。左利きの人はイラストと反対の手を使います。
3-3-3スタック
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ステップ1 3 スタック
まずは3 個から始めましょう。右利きの人は右手から、左利きの人は左手から始めます。これが、スポーツスタッキングの一番の基本の動きとなります。
カップは縁を軽く持ち、カップの上をつかんだり、力を込め過ぎないことがポイントです。アップスタックとダウンスタックを繰り返す練習をしてみましょう。
ステップ2 3-3-3 スタック
3 個のカップでできたら、9 個のカップでやってみましょう。3 か所に置いたカップのうち、右利きの人は左から、左利きの人は右からスタートします。
3-6-3スタック
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ステップ1 6 スタック(3-2-1 の方法)
6 個のカップでのスタックからやってみましょう。利き手で3 個、反対の手で2 個のカップをつかみ上げる動作は、カップを見なくても数が合うように何度も練習します。つかみ上げたとき、重なったカップ同士に空間ができるよう、ゆるく持つことが大切です。また、ピラミッドを作ったときに横のカップと縁がくっつくよう、隙間なく並べるようにしましょう。
ステップ2 3-6-3 スタック
6 スタックができたら、12 個すべてのカップを使って一連の動きをやりましょう。3-3-3 スタックと同様に、カップを3 か所に重ねて、利き手の反対側からスタートします。
サイクルスタック
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サイクルスタックは3つのパートに分かれています。3-6-3から6-6、そして1-10-1へと積み替え、最初の3-6-3 に戻って終了です。
パート1 3-6-3
基本的な動きは通常の3-6-3 スタックと同じですが、3 か所目のダウンスタックの動きが異なります。
パート2 6-6
左側の3 個のカップと右側の3 個のカップを使い、3-2-1 の方法でピラミッド作ります。さらに、中央の6 個のカップでもピラミッドを作ります。ダウンスタックのさいは、1 つ目のピラミッドで重ねたカップを両手に3 個ずつ持ったまま、2 つ目のピラミッドに重ねます。
パート3 1-10-1
左右に1 つずつカップを置きます。
10 スタック(5-4-1 の方法)
ダブルス(ペア)
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人で協力してサイクルスタックをします。左の人が左手の役目を、右の人が右手の役目をします。パートナー側の手を使うことはできません。全ての行程を2 人で協力して行いますが、3-6-3 スタックの3 つ目のダウンスタックだけは、1人で行います。
親子ダブルス
リレー(団体)
複数人のチームでスタックのリレーをします。はじめの人がタイマーをスタートさせ、3-6-3 スタックをし、タイムを止めずに次の人に交代します。各スタッカーが順番に3-6-3 スタックをし、最後の人がスタックを1 通り終わらせてタイマーを止めます。待機スタッカーはスタートラインやバックコートのセンターラインを越えるとファウルになります。
リレー競技における公式コートの俯瞰図